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■為替相場変動の要因

キーワード:為替変動、予測
為替変動の要因を知っておけば、将来の変動を予測できるきっかけをつかむことが出来る可能性が高いです。
まずは、そもそも何故、為替変動は起こってしまうのかという点を勉強していきましょう。

為替の基本中の基本は需要と供給です。資本主義の原則といってもいいでしょう。ある商品が欲しい人が多いのに、その商品が十分に供給されなければ、値段が上がります。

それと同じことが為替相場でも起きています。例えば為替相場で円/ドルの場合、円が欲しい人が増えれば、円高ドル安になりますし、ドルを欲しい人が増えれば、円安ドル高になります。

この、円が欲しい、ドルが欲しいという国際取引には大きく2つに分かれます。
1つめは、貿易取引です。いわゆる輸入輸出での取引です。
2つめが、資本取引です。主に株式、債権、為替ねらいの取引です。

当初は、貿易取引が多かったのですが、1990年代以降現在までは、資本取引が全体の9割以上占めるようになりました。よって、資本取引によって為替相場は決まっているといっても過言ではないのです。

お金は金利が低いほうから高いほうへ流れるのが基本です。だれでも、金利の低い銀行にお金を預けるよりは、金利の高い銀行にお金を預けたほうが得をするとわかり切っていますので、当然金利の高い方へと流れることになります。

ということは、日本の金利を考えれば、単純にいけば円安に行くはずなのですが、実際には円安に移行していないですよね。

これは、為替だからとか関係なく相場は変動するのですが、上がったり下がったり波をもって変動するという性格をもっています。上がったら下がる、下がったら上がるという具合です。しかも為替の癖として、ある一定量以上通貨を買われてしまうとそれ以上買われないというものがあります。理由は資本取引が多いからです。

お金の量は有限ですから、極端なインフレ、デフレでないとお金の量は変化しにくいです。まして現在は、先進国的には緩やかなデフレ~緩やかなインフレなので、相場がある一定量以上変動しにくい状況にあるといえます。

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