スイスフラン CHF
スイスは、中立国として非常に有名な国です。
ユーロ通貨の国に囲まれながらもスイスフランとして独自の通貨を維持しており、低金利の通貨です。
関税などが非常に低い国ということもあり、国民がユーロ通貨を望んでいませんので、ユーロになることはほぼ皆無です。
しかし、ホテルなどではユーロは使えますが、おつりはスイスフランになってしまいます。
また、兵役制を引いており、スイスの中立は過剰な防衛力をもって守られているといえます。
学校、公共施設にはシェルターが備え付けられ、十分な食料を保管しています。(各家においても義務化されており、高い防衛教育をうけているんです)
主要産業は観光業、精密機械工業(時計、光学器械)、金融業、酪農などです。
特に、時計は超有名品で高級時計といえば、スイスというイメージがあり精密な時計と思われているようですが実は、セイコーやカシオの方が正確だったりしますが、やはりブランド力が違います。
主な輸出先はEU諸国で、中でもドイツへの輸出が多いようです。ゆえにスイスフランの動向はドイツの経済指数に反応することもあるようですし、バカンスにも訪れる観光客も非常に多いので、夏に通貨価値が上がる場合もあります。
また、スイスフランは、金よりも堅いと言われるほどの安定通貨で「有事の永世中立国通貨」として有名です。
スイスフランは100年以上継続している通貨でいまでもコインは発足当時のコインが使えるなど堅調な通貨です。
中立国の安全通貨として、戦争やテロなどの時に最も安全 だと買われる傾向があり、2003年米同時多発テロの際はスイスフランが多く買われ、最近でもクーデター事情からスイスフランが買われる携行にあるようですが、スイス政府は高すぎるスイスフラン高に悩んでいるようです。
経済指標としては、KOF先行指数、貿易収支、消費者物価指数CPI、SVME購買部景 気指数などがあります。 現在の政策金利は低いので、スワップ金利を狙った投資には向かない傾向にありますが、利息が低いということでヘッジファンドの資金調達の場にもなっています。
このような背景のもと、銀行業は非常に堅調で、口座に1億円ないと外国人は口座を作れないという暗黙のルールが存在していいたり(最近では1社を覗き、1億円の保証金を貯金しないと口座は開けない)と、よくTVなどで「秘密口座はスイス銀行」というよりは、お金持ちしか口座をもてないというのが正論だと思います。
■スイスフランの表示記号
通貨のアルファベット表示はCHFです。
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